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3割安でネット配信、絶版も
松下・角川・TBSが電子書籍ポータルを開設
  東京朝刊
松下電器産業、角川グループホールディングス、TBSの3社は26日、電子書籍事業で提携すると発表した。10月2日に共同出資で新会社を設立し、電子書籍の専用ポータル(玄関口)サイトを開設する。文庫本や漫画、雑誌など今年度中に約1万タイトルをそろえ、インターネットで有料配信する。また、松下は文庫本サイズの専用端末も発売し、外出先でも楽しめるようにする。

松下電器産業が発売する電子書籍端末。文庫本サイズで音楽や動画も楽しめる=26日、東京都千代田区の帝国ホテル
松下電器産業が発売する電子書籍端末。文庫本サイズで音楽や動画も楽しめる=26日、東京都千代田区の帝国ホテル


新会社の社名は「ワーズギア」。資本金は2億3750万円で、出資比率は松下が49・9%、角川モバイルが42・1%、TBSが8・0%。松下が社長を送り込む。

3社はまず、10月2日に電子書籍ポータルサイト「最強☆読書生活」を開設。角川グループを中心に電子書籍をそろえ、紙媒体の想定価格よりも3割程度安くして、ネット配信する方針だ。

朗読本や語学テキストは音声データも同時配信するほか、写真や音楽との組み合わせも検討する。新人作家のオリジナル作品や絶版本も用意して、付加価値を高める狙いだ。

また、松下は専用端末「ワーズギア」を11月中に発売する。パソコン経由でSDカードに保存した電子書籍を同端末に移して持ち運ぶことができる。価格は4万円前後の見通し。



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