母アズチューナ(一樹千尋)は、回復したマンリーコ(和央ようか)に、なぜ伯爵を殺さなかったのかと迫る。マンリーコは、なぜか剣を振り下ろせなかったのだと説明する。
アズチューナは20年前の出来事を語り始める。母親が伯爵の父親に火あぶりにされたこと。その復讐で、伯爵の赤ん坊をさらい、炎の中に放り込んだこと。そして…。放り込んだのは、その赤ん坊だったはずなのに、気づけばわが子を火にくべていたこと。それは自分の兄弟かとひとり合点するマンリーコだが…。
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