ファントムが地上へ向かった後目を覚ましたクリスティーヌ(桜乃彩音)。そこに再びキャリエール(彩吹真央)が。キャリエールはクリスティーヌにファントムの過去を語り始める。彼の名前はエリック。そして、自分こそはエリックの父親なのだと。母親はオペラ座のダンサーだった。そしてすばらしい歌声をもっていた。やがてふたりの間にエリックが生まれるが、キャリエールには結婚の経験があり、宗教上の理由からエリックの母親と結婚することはできなかった。やがて訪れる破綻。母親は精神を病み、生まれたエリックの顔は…。だが、母親はエリックの顔を美しいと思っていた。父親を知らずに成長したエリックは水鏡に映った自分の顔を見て絶望する。やがてエリックは仮面をしてオペラ座の地下に暮らすようになったのだった。